「神社参拝の効果を最大化!神様のストーリーを優しく学ぶ古事記講座」

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

講座あらすじ:「参拝の効果を高めるために、神様のストーリーと神社のご利益を優しく解説する初心者向け古事記講座です。」

第1回講座: 神話の始まりから日本の成り立ち、そして神武天皇の即位まで

1. 造化三神(ぞうかさんしん)と神世七代(かみよななよ)

  • 古事記における最初の神々である「造化三神」を紹介し、続いて神世七代の神々の誕生とその役割を解説します。これらの神々が日本の神話の基盤を形成することを学びます。

2. イザナギ・イザナミの国生みと神生み

  • 造化三神から派生したイザナギとイザナミが、日本列島を創造し、様々な神々を生み出す過程を探ります。また、火之迦具土神(ひのかぐつち)を産んだことでイザナミが亡くなり、イザナギが黄泉の国へと赴く物語も詳しく解説します。

3. 三貴子(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)の誕生とそれぞれの役割

  • イザナギが生んだ三貴子(天照大御神、月読命、須佐之男命)の役割や、彼らのエピソードを詳しく説明します。特に、天岩戸の話や須佐之男命の冒険について学びます。

4. 大国主命(おおくにぬしのみこと)と国譲り

  • 須佐之男命の子孫である大国主命が、如何にして国を造り、国譲りを行ったのかを探ります。大国主命と少彦名命(すくなびこなのみこと)との国造りのエピソードや、天照大御神の子孫による国譲りのプロセスを学びます。

5. 天孫降臨と日向三代

  • 天照大御神の孫である瓊々杵尊(ににぎのみこと)が地上に降臨し、日向三代と呼ばれる神々の誕生を経て、日本の初代天皇である神武天皇が誕生するまでの流れを解説します。

6. 神武天皇の東征と即位

  • 神武天皇が東方へ進軍し、大和の地で日本の初代天皇として即位するまでの物語を詳しく探ります。この即位は、日本の歴史と神話を繋ぐ重要な瞬間であることを学びます。

この講座では、古事記の神話をわかりやすく解説し、日本の神話と歴史のつながりを深く理解できる内容となっています。特に、神話から始まり、最終的に歴史上の人物へと繋がる流れを大切にします。


神々の家系図(詳細版)

1. 造化三神(ぞうかさんしん)

  • 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
  • 高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
  • 神産巣日神(かみむすびのかみ)

2. 神世七代(かみよななよ)

  • 第一世代: 国之常立神(くにのとこたちのかみ)
  • 第二世代: 豊雲野神(とよくもののかみ)
  • 第三世代: 宇比地邇神(うひじにのかみ) & 須比智邇神(すひじにのかみ)
  • 第四世代: 角杙神(つぬぐいのかみ) & 活杙神(いくぐいのかみ)
  • 第五世代: 意富斗能地神(おおとのじのかみ) & 大斗乃辨神(おおとのべのかみ)
  • 第六世代: 淤母陀流神(おもだるのかみ) & 阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)
  • 第七世代: 伊邪那岐神(いざなぎのかみ) & 伊邪那美神(いざなみのかみ)

3. 伊邪那岐・伊邪那美の子供たち

  • 国生みの神々:
    • 淤能碁呂島(おのごろじま)の創造
    • 大八洲国(おおやしま)の八つの島々を含む日本列島の創造
  • 火の神とその悲劇:
    • 火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)※この神の誕生により伊邪那美が黄泉へ
  • その他の子供たち:
    • 大山津見神(おおやまつみのかみ)
    • 天津彦根神(あまつひこねのかみ)
    • 鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)

4. 三貴子(みはしらのうずのみこ)

  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ): 太陽の神、天岩戸のエピソードが有名
  • 月読命(つくよみのみこと): 月の神、夜の世界を支配
  • 須佐之男命(すさのおのみこと): 海や嵐を司る神、乱暴者として知られる

5. 須佐之男命の子孫

  • 大国主命(おおくにぬしのみこと): 国造りの神、多くの神々を生む
    • 大国主命の重要な子供たち:
      • 事代主神(ことしろぬしのかみ): 言霊の神
      • 建御名方神(たけみなかたのかみ): 諏訪大社に祀られる神

6. 天照大御神の子孫

  • 天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
    • 瓊々杵尊(ににぎのみこと): 天孫降臨で地上に降り立つ
      • **木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)**と結婚し、三柱の子を生む
      • 子供たち:
        • 火照命(ほでりのみこと)【海幸彦】
        • 火遠理命(ほおりのみこと)【山幸彦】
        • 火明命(ほあかりのみこと)

7. 日向三代と天孫降臨

  • 第一代: 瓊々杵尊(ににぎのみこと) & 木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)
    • 子: 火照命(ほでりのみこと)【海幸彦】 & 火遠理命(ほおりのみこと)【山幸彦】
  • 第二代: 火遠理命(ほおりのみこと) & 豊玉毘売命(とよたまびめ)
    • 子: 鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
  • 第三代: 鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと) & 玉依毘売命(たまよりびめのみこと)
    • 子: 神武天皇(じんむてんのう)

8. ウミサチ・ヤマサチの物語

  • 火照命(ほでりのみこと)は海幸彦として、海での漁を行っていました。
  • 火遠理命(ほおりのみこと)は山幸彦として、山での狩猟を行いました。
  • 兄弟は道具を交換して狩猟を試みますが、火遠理命が兄の釣り針を失い、これがウミサチ・ヤマサチの物語の始まりとなります。火遠理命は最終的に兄との和解を果たし、豊玉毘売命と結ばれます。

9. 神武天皇の即位

  • 神武天皇は鵜葺草葺不合命の子として誕生し、東征を行い、最終的に大和の地で日本の初代天皇として即位しました。この即位によって、神話時代から歴史時代への移行が示されます。

10講座の開催

上記の流れをオンライン中心に学んでいきます。古事記の原文は全く読めないので現代文に訳した本を紹介いたします。個別の神々様のご利益や祀られている代表的な神社の紹介、推薦本や動画がたくさんあります。

タイトルとURLをコピーしました