名古屋に鎮座する 草薙剣熱田神宮。
この神社は、三種の神器のひとつ 草薙剣(くさなぎのつるぎ) を御神体とし、
古来より 国家鎮護、開運、金運、勝負運、厄除けの神社 として篤く信仰されてきました。
🔱 三種の神器とは?
三種の神器(さんしゅのじんぎ)は、日本神話において天照大神(あまてらすおおみかみ)から天孫ニニギノミコトに授けられた、天皇家の正統性と神の権威を示す三つの霊具です。
① 草薙剣(くさなぎのつるぎ)|熱田神宮に祀られる剣
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日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際に持ち、草をなぎ払って敵を退けたことからこの名がつく。
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象徴:勇気・守護・力・勝利
② 八咫鏡(やたのかがみ)|伊勢神宮 内宮に祀られる鏡
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天照大神が天岩戸に隠れた際に用いられた神鏡。神の姿を映し出すとされる。
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象徴:真理・知恵・自己を映す心
③ 八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)|皇居内・三種の神器の一つ
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古代から神聖な装身具として用いられた勾玉。霊力を宿す玉として扱われる。
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象徴:絆・調和・生命力
三種の神器は、それぞれが「剣・鏡・玉」という形で
力・叡智・霊性を象徴し、神々の霊威と天皇家の永続を象徴しています。
特に熱田神宮では、草薙剣の御神気を直接感じられる貴重な聖地として、
多くの人が成功・守護・開運を祈願して参拝に訪れます。
今回私は導き師として、
自らの“気”を整え、神々の御神徳に触れるため、
熱田神宮を参拝しました。

草薙剣
【正面鳥居】──結界を越える瞬間

熱田の杜

熱田の杜

本宮
正面の大鳥居をくぐった瞬間、
空気の密度が変わり、周囲の音が一歩遠ざかるような感覚がしました。
「ここは特別な場所だ」
一歩踏み入れるごとに、身体を包む“気”が重なり、
心が徐々に静まり返っていくのを感じました。
【祀られている神様の物語】──熱田大神とは

社殿
熱田神宮の御祭神は、熱田大神(あつたのおおかみ)。
これは 草薙剣の霊を神格化した神様 であり、
また一説には 天照大神の御霊 ともされています。
この草薙剣は、もともと 日本神話の英雄・ヤマトタケルノミコト が東征の折に
伊勢神宮の倭姫命から授けられた宝剣です。
ヤマトタケルがこの剣で数々の困難を切り開き、
最後には妻の宮簀媛命がこの剣を熱田の地に祀ったと伝えられています。
🔥 剣の力=守護・勝利・悪霊退散の象徴
💰 草薙剣の霊力を宿す熱田大神は「勝負運」「金運」「守護」の御神徳があるとされます。
【本宮】──守護の力を授かる祈り

本宮御正面
本宮の前に立つと、
背筋が自然と伸び、心が引き締まりました。
静かな中に、強烈な「守りの力」が存在している――
そんな気配を感じました。
私は両手を合わせ、目を閉じ、
「守るべきものを守る力をお授けください」
と祈りました。
祈りの最中、胸の奥が温かくなり、
剣のように研ぎ澄まされたエネルギーが体内を通る感覚。
「自らの意志を貫く強さ」が
この祈りを通じて私に注がれているようでした。
【こころの小径】──静寂の中の気づき

大楠
参拝後、境内の「こころの小径」を歩きました。
大きな木々が立ち並び、
風の音、葉の擦れる音、鳥の声だけが聞こえる静かな道。
この道を歩いているとき、
「運命は、外ではなく、自分の中にある」
というメッセージが内側から湧きました。
熱田神宮の御神徳は、
ただ願いを叶えるだけでなく、
「自らの使命や守るべきものを明らかにし、力を授ける」
そんな大いなる守護の神様の力なのだと気づきました。
【熱田神宮の御神徳に触れて】──運命を動かす参拝の意義

別宮
今回の参拝を通じて私は、
「ただ祈る」のではなく
「自分自身を整え、神様の御神徳を受け取れる“器”になる」
ことの大切さを改めて学びました。
そして、
「何を守りたいのか」「何を願うのか」
その意志を持つことが、
運命を動かす第一歩なのだと実感しています。