易経の八卦とは?乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤の意味

易経講座 易を学ぶ 易経

易経を学び始めると、最初に出会う大切な考え方の一つが八卦(はっけ)です。

八卦とは、乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤という8つの基本的な象です。単なる記号ではなく、天・沢・火・雷・風・水・山・地という自然界の姿を通して、人間や社会、出来事の性質と変化を読み取るための基本となります。

この記事では、初めて易経を学ぶ方に向けて、八卦の基本と64卦との関係をわかりやすく解説します。

易経の「八卦」とは?

易経では、一本の線を陽と陰の二種類に分けて表します。陽は切れていない線、陰は中央が切れた線です。この陰陽を三段重ねることで8種類の組み合わせが生まれます。それが八卦です。

八卦は自然界を8つに単純分類するためだけのものではありません。それぞれが自然現象、人物、身体、方位、時間、性質、行動など多くの象徴を持っています。

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八卦は陰と陽から生まれる

易経の根底には陰陽があります。陰と陽は善悪を意味するものではなく、静と動、内と外、柔と剛など、互いに異なる性質を表します。

この陰陽の組み合わせから八卦が生まれ、さらに八卦を上下に組み合わせることで64卦へ発展します。易経を理解するうえでは、八卦を暗記するだけでなく、それぞれがどのような「象」を表しているのかを理解することが重要です。

乾(けん)|天

乾は天を象徴します。力強さ、創造、前進、主体性などを表す基本的な卦です。人物では父、性質としては健やかに動き続ける力を象徴します。

乾が上下に重なると、第1卦「乾為天」になります。第1卦・乾為天の詳しい解説はこちらをご覧ください。

兌(だ)|沢

兌は沢を象徴し、喜び、交流、会話、柔らかさなどの意味を持ちます。人と人が言葉を交わし、心を通わせるような性質として読むこともできます。

離(り)|火

離は火を象徴します。明るさ、知性、物事を明らかにする働きなどを表します。火が周囲を照らすように、見えなかったものが見える状態として読むことがあります。

震(しん)|雷

震は雷を象徴します。動き、始まり、行動、驚きなどを表します。停滞していた状態が動き出すような場面にも関係します。

巽(そん)|風

巽は風を象徴します。風が隅々まで入り込むように、浸透、柔軟性、伝達などを表します。強引に進むのではなく、状況に合わせながら広がっていく性質です。

坎(かん)|水

坎は水を象徴します。深さ、困難、試練、知恵などを表します。水が低い場所へ流れるように、状況を見極めながら進む必要性を示す場合があります。

艮(ごん)|山

艮は山を象徴します。停止、区切り、静止、内省などを表します。進むことだけが正しいのではなく、止まるべき時を知ることも易経では重要です。

坤(こん)|地

坤は地を象徴します。受容、柔順、育成、支える力などを表します。人物では母の象徴でもあり、天の働きを受け止めて万物を育てる大地の性質を持ちます。

坤が上下に重なると、第2卦「坤為地」になります。第2卦・坤為地の詳しい解説はこちらをご覧ください。

八卦を上下に組み合わせると64卦になる

八卦を上卦と下卦として組み合わせると、8×8で64種類の卦ができます。これが易経の64卦です。

たとえば乾と乾を組み合わせれば乾為天、坤と坤を組み合わせれば坤為地になります。つまり64卦を理解するためにも、その土台となる八卦の性質を知ることが役立ちます。

「易経の64卦とは?」の記事はこちらで詳しく解説しています。

八卦を覚えるだけでは易経は読めない

八卦の意味を覚えることは大切ですが、易経は単語の意味を暗記するだけの学問ではありません。

実際に卦を立てたときには、どの卦が出たのか、その卦のどの爻に注目するのか、今がどのような「時」なのかを総合的に考えます。そのため易経は、吉凶だけを見るのではなく、現在の状況とこれから起こり得る変化を読み、行動を考えるための知恵として活用できます。

初心者が易経を学ぶ順番

初めて学ぶ場合は、陰陽の考え方を知り、八卦の基本を理解し、その後64卦へ進むと全体像をつかみやすくなります。そして64卦の意味だけでなく、それぞれの爻を学ぶことで、より具体的な変化を読めるようになります。

清家龍征の易経講座では、易経を単なる占いとしてではなく、「時」と「変化」を読み、人生や仕事の判断に活かすための実践的な学びとして扱っています。

易経を体系的に学びたい方へ

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八卦を知識として覚えるだけではなく、実際の人生の場面でどのように読み、どのように行動につなげるかまで学ぶことを目指します。

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